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乳がんの早期発見のためにできること
乳がん発見の53%は自己発見
乳がん発見の半数以上は自分で気が付いたものだというデータがあります。*4
乳房内部にしこりがある、皮膚にひきつれや色の変化がある、乳頭から何か分泌物がある。
日ごろからセルフチェックを習慣にすることで、小さな変化に気づけるよう心がけることは、乳がんの早期発見に有効です。
*4 全国乳がん患者登録調査報告2016年時症例より
自分にあった乳がん検診を受けることが大切
厚生労働省では「40歳以上の女性に対し、2年に1度、問診及びマンモグラフィ検診を行う」という指針を定めています。
マンモグラフィは、触れただけでは気付かない小さな石灰化の段階の腫瘍を発見することができ、乳がんの早期発見に有効です。
しかし一方で、乳腺の発達した乳腺比率の高い女性(統計では若い女性に多く、またアジア人には特に多いとされ、50歳未満のアジア人女性の約80%が乳腺比率の高い「高濃度乳房(デンスブレスト)」というデータもあります*5)の場合、乳腺も腫瘍も白く映るため、乳がんの判別が難しいという欠点もあります。
残念ながら、日本の女性は比較的若くして乳がんに罹る方が多くいらっしゃいます。
年齢が若い、又は医師から乳腺比率が高いとご指摘を受けた方は、乳腺比率に影響を受けないエコー(超音波)検査の併用を医師と相談したほうがよいでしょう。また、現状の一般的なエコー検査は術者に高度なスキルが必要とされるため、受診の際は、熟練した専門家がいる乳腺専門の医療機関を選ばれることをお勧めします。
*5 Annals of Internal Medicine, 2008 Mar 4; 148(5): 337–347.より