代表取締役 東 志保
- 2021.03.19
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代表取締役
東 志保
私が高校生の頃に母親をがんで亡くしたことがきっかけで起業しています。 母親は10万人に1人が罹患する5年生存率が極めて低く悪性度の高い脳腫瘍に運悪く罹患し、1年半の闘病の後に46歳で亡くなりました。
その時は、その病の生存率が低いことも知っており、様々な治療を試しましたが、医師の告げた余命通りに亡くなってしまったため、現在の医療の限界を感じ、大学以降は医療ではない別の分野へ進みました。
今回、東京大学で医用超音波の研究をしている夫から超音波CTの技術を聞き、乳がん用検診・診断装置のコンセプトを話しあう中で、乳がんは他のがんと異なり若い方がかかりやすいこと、早期に発見されれば生存率は非常に高いこと、を知り、私の母親が罹患した病気と異なり乳がんは早期発見できれば死亡率を低減させ、治療期間を短くできるのでは、と感じました。母親が治療が進むにつれて、痩せ細り、髪が抜け、外出をしたがらなくなってしまい、また最終的に母親が家族からいなくなったことで、家族が変わってしまったのを体験したことから、同じような経験を他の方々にしてほしくないという気持ちで起業しております。
今は乳がんは治せる病気です。女性にとって、30~50代は仕事、恋愛や結婚や出産、育児と非常に選択肢の多い年代でもあります。その選択肢を減らさないよう、罹患前と出来るだけ同じような生活ができるよう、弊社の装置で少しでも貢献出来たらと思っております。
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